行動→準備→思考→経験→また行動

人生は直線じゃない。
何か一つやればすぐゴールにたどり着く――
そんな単純なものじゃないことを、
きっと多くの人がどこかで痛感してるんじゃないでしょうか。

私もそうでした。

行動して失敗して、
やり方を見直して、
もう一度考えて、
準備をやり直して、
また一歩を踏み出す――

そんなふうに、私はずっと
「ぐるぐる回りながら前に進む人生」を送ってきた気がします。

この「行動→準備→思考→経験→また行動」のループ。
これが途切れたとき、人生は足踏みを始めます。
逆に言えば、この循環を止めなければ、どんな状況でも前に進めるということでもある。

最初は誰だって、行動が先。
勢いのまま動いて、何度もつまずく。
でもそこで「もうやめた」とならずに、
「どうすれば次はうまくいくか」を考えられるようになると、準備の質が変わっていく。

準備を重ねることで、少しずつ思考が深くなる。
「自分はなぜこれをしたいのか」
「本当はどうありたいのか」
そうやって見えてきた思考が、行動をより意味あるものにしていく。

そしてその積み重ねが、“経験”になる。

この経験がまた次の行動を、ブレないものにしてくれる。

このループは、繰り返すたびに精度が上がる
最初はガタガタでもいい。
回すうちに、スムーズになっていく。
大事なのは、止めないこと。

私は、過去に何度も「もう無理だ」と思いました。
でも、そのたびにこの循環に戻ることで、
なんとか少しずつ立ち直ってきました。

完璧じゃなくていい。
順番がズレてもいい。
一度止まっても、また回し始めればいい。

このループの中にいる限り、
人は何度でも再スタートできるし、
気づけば確実に、前に進んでいる。

今、どこで止まっているかなんて関係ない。
どこからでもいい。
あなたの“今いる場所”から、またこの循環に入っていけばいい。


次は、この循環を反復できる力=続ける力へとつなげていく話です。

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