成功とは、試行錯誤の回数

“成功した人”って、なんとなく「特別な才能があった人」に見えがちです。

選ばれた人。
生まれつきすごい人。
何かを“掴んだ人”。

でも、実際にそういう人に会って話してみると、
共通して言うんです。

「いや、たくさん失敗してるよ」と。

その言葉の裏には、
成功までに積み上げてきた、数えきれない“挑戦”と“やり直し”がある。

私自身、これまでの人生で、たくさんのことに挑戦してきました。
うまくいったものもあれば、途中で終わったものもあります。
始めたはいいけど、途中でボロボロになって、
「向いてないかも」と思ったことも、一度や二度じゃありません。

でも今、胸を張って言えることが一つだけあります。

それでも、やめなかった。
そして、何度でもやり直した。

やり方を変えてみた。
人に聞いてみた。
少し休んでみた。
全部ダメだったら、また最初から組み直した。

「試行錯誤」っていうと、軽く聞こえるかもしれないけれど、
実際は、泥だらけの作業です。
そのたびに、自信を削られたり、誰にも理解されなかったり。

でもその“回数”こそが、
自分の中にある“成功するための感覚”を育ててくれる。

まぐれじゃない。
偶然じゃない。
“繰り返しの中で生まれた、必然の成功”なんです。

だから、もし今何かがうまくいっていなくても、
それは「向いてない」のではなく、
“まだ回数が足りてないだけ”かもしれません。

上手くいかないことを恐れずに、
どうか、自分なりのやり方で“もう一度”試してみてください。

成功とは、選ばれた誰かの物語じゃない。
何度でも立ち上がった人の、その“回数”の先にあるものなんです。


次は、その試行錯誤が“点”ではなく“線”になっていく――
経験が「つながっていく感覚」についてのお話です。

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