「経験から学べ」って、誰かに言われたこと、ありませんか?
言葉としてはよく聞くけれど、
実際のところ――経験って、そんなに簡単なものじゃない。
痛かったり、苦しかったり、思い出すのも嫌だったりする。
成功よりも、失敗のほうがよっぽど記憶に残ってたりする。
でも、私はこう思っています。
経験って、“結果”じゃない。
それは、「生きた証」みたいなもの。
そして、人生がくれた最高にリアルな“教材”なんです。
うまくいったことも、うまくいかなかったことも。
後悔したことも、挑戦してよかったと思えたことも。
その全部が、自分という人間を、静かに深く、形づくっている。
私自身、派手な失敗をたくさんしてきました。
騙されたこともある。
借金を背負ったこともある。
人間関係がぐちゃぐちゃになって、信じていたものを全部失ったこともあります。
でも、そのときの悔しさや孤独があったから、
今こうして「自分なりの言葉」で生き方を伝えられている。
成功体験って、確かに自信になるけれど、
失敗体験は、自分の“土台”になる。
あの時ダメだった。
だから次は、こうしてみよう。
それでもうまくいかなかったら、またやり直せばいい。
その繰り返しの中で、思考も行動も、どんどん磨かれていく。
このテーマでは、
そんな“経験”をどうやって自分の力に変えていけるのか。
単なる思い出じゃなく、“人生の味方”にしていく方法を、
私の体験も交えながら一緒に考えていきたいと思っています。
最初は、「失敗は終わりじゃなく、次へのヒントになる」という話から。